Appleは2019年10月28日に全く新しいデザインの『AirPods Pro』を発売した。噂されていたアクティブノイズキャンセリングや耐水機能などが新しく追加された。
2019年3月20日に発売された先代のAirPods 第2世代との性能の違いや値段など様々な観点から比較しそれぞれどのような人に向いているのかなどをまとめていきたいと思う。
『AirPods』とは?
『AirPods』とは2016年12月に発売されたApple純正のBluetooth対応イヤホン。発売から4年経つが未だに人気は衰えず更に改良を加え現在『AirPods1世代,第2世代』『AirPods Pro』『AirPods Max』の3種類まで展開している。3種それぞれの特徴をピックアップし用と別オススメ機種をまとめていく。(『AirPods1世代』は現在生産終了しています。)
*『AirPods Max』に関してはこちらの記事でまとめました。
『AirPods Pro』 『AirPods』の魅力
ワイヤレス
イヤホンにコードがないので鞄や傘に絡まったりコード自体がからまったりという悩みはもうありません。
操作が簡単
簡単な操作で電話の応答などの操作をすることができますし、Hey Siriと話しかけるだけで様々な操作が可能です。
Apple製品との相性が抜群
Apple WatchやiPhone、MacといったApple製品との相性が抜群でデバイス間の切り替えや様々な設定が簡単に行えます。
『AirPods Pro』の新機能
アクティブノイズキャンセリング/外部音取り込みモード
『AirPods Pro』はマイクで外の音を拾って、その逆位相の音でノイズを打ち消すアクティブノイズキャンセリング機能を搭載している。毎秒200回ものノイズ調整がされるのでまるで別空間にいるような不思議な感覚を味わうことができる。また外部オン取り込みモードも搭載している。カフェや自宅などで勉強などしている時にはノイズキャンセリングモードはとても重宝するが、外出先、車の走る道路などで使用するとかえって危険な場合がある。そのような場面でも外部音取り込みモードを使えばまるでイヤホンを付けていない時のような感覚だ。
端末間の自動切り替え
『自動切り替え』とはios14から追加された新機能でペアリングしている好きなデバイスで音楽やyoutubeなどを再生した方に自動的に切り替わる機能。もともと再生していた方は勝手に止まります。(同じApple IDでログイン必要)
空間オーディオ
『空間オーディオ』とはios14で自動切り替えと共に追加された3Dオーディオ機能です。前後左右から音が聞こえてくるような感覚が楽しめ、まるで映画館に居るような臨場感を味わうことができます。(空間オーディオ対応のコンテンツのみ楽しめます)
『AirPods Pro』と『AirPods』の違いは?
ここまで『AirPods Pro』の特徴を述べてきましたが『AirPods』との違い・なにが変わったの?などを各項目別にまとめました。
基本情報・販売価格
『AirPods Pro』と違い『AirPods』にはワイヤレス充電対応verと非対応verがあります。
また価格も『AirPods Pro』は税込3万円越えと少し高めの設定ですね。
Air Pods Pro | Air Pods2 | |
価格 | 27800円(税別) | 17800(税別)〜 |
チップ | H1ベースのSiP | H1ヘッドフォンチップ |
アクティブノイズキャンセリング | ◯ | × |
カラー | ホワイト | ホワイト |
サイズ・形・重さ
『AirPods Pro』のカナル型はインナーイヤー型に比べ遮音性が高く音漏れもしづらい設計となってます。一方『AirPods』のインナーイヤー型は耳に引っかけて使うタイプで長時間の使用で耳が痛くなりにくいのが特徴ですが遮音性は高くなく音漏れもしやすいというデメリットがあります。また『AirPods Pro』からイヤーチップのサイズを選ぶことができ自分に合うようカスタマイズすることができます。
Air Pods Pro | Air Pods | |
形 | カナル型 | インナーイヤー型 |
ケースサイズ | 高さ:45.2 mm 幅:60.6 mm 厚さ:21.7 mm 重量:45.6 g | 高さ:53.5 mm 幅:44.3 mm 厚さ:21.3 mm 重量:40 g |
左右イヤホンサイズ | 高さ:30.9 mm 幅:21.8 mm 厚さ:24.0 mm 重量:5.4 g | 高さ:40.5 mm 幅:16.5mm 厚さ:18.0 mm 重さ:4 g |
バッテリー・最大通話時間
バッテリー持ちに関しては『AirPod Pro 』4,5時間『AirPods』4時間、ケース併用でどちらも24時間となってますが、実際4時間も連続して使うことは少なくケースに戻す、出して使うを繰り返すのでどちらも使用感に差は無いかな。。といった感じです。
Air Pods Pro | Air Pods | |
バッテリー(イヤホン単体) | 1回の充電で最大4.5時間の再生時間(アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードをオフにした場合は最大5時間) 1回の充電で最大3.5時間の連続通話時間 | 1回の充電で最大5時間の再生時間 1回の充電で最大3時間の連続通話時間 |
バッテリー(ケース併用) | 24時間以上の再生時間 18時間以上の連続通話時間 | 24時間以上の再生時間 最大18時間の連続通話時間 |
充電方法 | Qi規格の充電器とLightningコネクタに対応 | Qi規格の充電器とLightningコネクタに対応(with Wireless Charging Case ver)のみ |
急速充電 | 充電ケースでの5分間の充電で約1時間の再生時間、または約1時間の連続通話時間 | 充電ケースでの15分間の充電で最大3時間の再生時間、または最大2時間の連続通話時間 |
耐汗耐水性能
『AirPods Pro』からIPX4の耐汗耐水に対応しています。IP68等級のiPhone12,12proのように水に沈める、プールで使うなどはできませんがちょっとした水しぶきや汗には耐えることができるようになりました。
『AirPods Pro』と『AirPods』の違いまとめ
『AirPods Pro』と『AirPods』の違いを表にまとめてみました。
Air Pods Pro | Air Pods | |
価格 | 27800円(税別) | 17800(税別)〜 |
チップ | H1ベースのSiP | H1ヘッドフォンチップ |
アクティブノイズキャンセリング | ◯ | × |
空間オーディオ | ◯ | × |
カラー | ホワイト | ホワイト |
形 | カナル型 | インナーイヤー型 |
ケースサイズ | 高さ:45.2 mm 幅:60.6 mm 厚さ:21.7 mm 重量:45.6 g | 高さ:53.5 mm 幅:44.3 mm 厚さ:21.3 mm 重量:40 g |
左右イヤホンサイズ | 高さ:30.9 mm 幅:21.8 mm 厚さ:24.0 mm 重量:5.4 g | 高さ:40.5 mm 幅:16.5mm 厚さ:18.0 mm 重さ:4 g |
バッテリー(イヤホン単体) | 1回の充電で最大4.5時間の再生時間(アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードをオフにした場合は最大5時間) 1回の充電で最大3.5時間の連続通話時間 | 1回の充電で最大5時間の再生時間 1回の充電で最大3時間の連続通話時間 |
バッテリー(ケース併用) | 24時間以上の再生時間 18時間以上の連続通話時間 | 24時間以上の再生時間 最大18時間の連続通話時間 |
充電方法 | Qi規格の充電器とLightningコネクタに対応 | Qi規格の充電器とLightningコネクタに対応(with Wireless Charging Case ver)のみ |
急速充電 | 充電ケースでの5分間の充電で約1時間の再生時間、または約1時間の連続通話時間 | 充電ケースでの15分間の充電で最大3時間の再生時間、または最大2時間の連続通話時間 |
耐汗耐水 | ◯ | × |
『AirPods Pro』と『AirPods』それぞれ合う人・合わない人
『AirPods Pro』が合う人
・音質重視の方
・集中して作業したい方
・ジムやランニングなど汗をかく場合がある場所でイヤホンを使いた方
・より立体的な音、臨場感のある音で映画を楽しみたい方
・複数のAppleデバイスを同時に使う方
・インナーイヤー型が耳の形に合わない方
『AirPods』が合う人
・価格重視の方
・古いAppleデバイスを使っている方
機種 | 型番 |
iPhone | iPhone 6 iPhone 6Plus iPhone 5s |
iPad | iPad Air(第1世代) iPad mini 3 iPad mini 2 |
iPod touch | 第6世代のiPod touch |
上記の機種を使っている方は『AirPods Pro』の対応機種に入っていないので強制的に『AirPods』一択になります。
まとめ
ここまで『AirPods Pro』と『AirPods』の違いや『AirPods Pro』になって進化した点などをお伝えしてきたが少しでも参考になっただろうか。
やはり『AirPods Pro』はアクティブノイズキャンセリングや外部音取り込みモード、耐汗耐水性能などと魅力的な点が多い。しかし価格も税込で3万円越えと決して安くはないので自分の用途に合わせて是非購入を検討して欲しいと思う。
*『AirPods Pro』のケースについてこちらでまとめました。
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